定例会

第58回排熱発電コンソーシアム

 
2024年11月19日開催(ハイブリッド開催:会場/AP東京丸の内・Online/Zoom)
 

 

Agenda

 
メンバー議論
報告 NEDOプロジェクト
  「産業分野から発生する廃棄蒸気回収を目的としたハイアベイラビリティ熱電発電システムの開発」成果報告

    東京理科大学   飯田努教授
講演「ナノ構造化シリコン薄膜を用いた熱電発電素子開発と屋外実験」
    東京大学  野村政宏教授
 

懇親会
 
 

通常総会および第57回排熱発電コンソーシアム

 
2024年7月23日開催(ハイブリッド開催:会場/AP東京丸の内・Online/Zoom)
 

 

Agenda

 
報告「ICT/ECT2024 学会参加報告」
    三菱電機株式会社  花岡美咲様・梶並信彦様
講演「熱電変換素子を使った地震による建築物損傷診断システムの開発
   ~東京理科大発スタートアップ ㈱preArchの挑戦~」

    株式会社preArch   内田秀樹様
講演「京都試作ネットでの排熱発電の取組」
    株式会社ジーマックス  高井淳治様
講演「排熱熱電発電技術の実用化と市場創成にむけてー現状と展望」
    産業技術総合研究所  山本淳様
 

懇親会
 
 

第56回排熱発電コンソーシアム・見学会

 
2024年4月24日開催(会場:中外炉工業株式会社 熱技術創造センター)
再放送:2024年5月22日
 

 

Agenda

 
講演「温泉熱電発電への取り組み」
    株式会社ティラド  柳澤満様
講演「熱電変換によるCO2削減の新たな取り組み」

    東京理科大学  飯田努教授
講演「工業炉於ける最新の省エネルギー技術について」
    中外炉工業株式会社  吉井聡一様
講演「工業炉に於けるカーボンニュートラル化への取り組みについて」
    中外炉工業株式会社  仲井和成様
 
熱技術創造センター 見学
 

懇親会
 
 

第55回排熱発電コンソーシアム

 
2024年1月19日開催(会場:東京理科大学 葛飾キャンパス)
再放送:2024年2月27日
 

 

Roundup

第55回排熱発電コンソーシアムは、久々に東京理科大学にて開催し、4名の方々にご講演をいただきました。まず、デンカ株式会社の前田諒太様にデンカ様で開発されているフレキシブル有機熱電モジュールと実地検証の様子を中心に、想定ニーズや社会実装に向けての課題をご紹介いただきました。具体的な熱電発電のアプリケーションの検討事例に活発な質疑が行われておりました。続いて、東北大学の林慶先生より格子欠陥を導入することでMg2Sn単結晶で多結晶よりも性能を高くすることができることをご紹介いただきました。格子熱伝導率は効率的に下がるものの電気伝導特性はそれほど影響をうけないことが特徴とのことで、今後が楽しみなご講演でございました。3人目は東京理科大学の西尾圭史先生に熱電素子と電極との接合技術開発と水素ガス漏洩センサについてをご紹介いただきました。インターコネクト材料を用いた電極接合技術の開発についてをお聞きするとともに、接合技術の考え方を学ばせていただく機会でございました。また水素ガス漏洩センサの開発に関しましては、水素濃度に応じてセンサー膜の色が変わったり、抵抗値が変わる現象に参加メンバーも大変興味を持っておりました。最後は東京理科大学の國岡春乃先生より垂直ブリッジマン法による α-SrSi2の熱電特性についてをご紹介いただきました。今回も様々な角度から最新の熱電発電技術とカーボンニュートラル関連技術を学ばせていただく会でございました。
 
 
 

Agenda

 
講演「フレキシブル有機熱電変換技術の用途探索」
    デンカ株式会社  前田諒太様
講演「 格子欠陥を導入したMg2Sn単結晶の熱電性能

    東北大学  林慶准教授
講演「Mg2Siへのインターコネクト材料を用いたNi電極接合技術と
   水素エネルギーの活用及び水素ガス漏洩センサの開発」
    東京理科大学  西尾圭史教授
講演「Thermoelectric properties of α-SrSi2 prepared  by the Vertical Bridgman method」
    東京理科大学  國岡春乃助教
 

懇親会
 

第54回排熱発電コンソーシアム・見学会

 
2023年11月6日〜7日開催(会場:東北大学 青葉山キャンパス、アクアイグニス仙台)
再放送:2023年12月8日
 

 

Roundup

第54回排熱発電コンソーシアムは東北大学の宮﨑讓先生、丸岡伸洋先生にご協力をいただき、仙台にて開催をいたしました。1日目は東北大学の青葉山キャンパスにて講演会・研究室見学・懇親会を開催いたしました。まずECT2023に派遣員として参加された三菱マテリアル株式会社の中田嘉信様より学会報告をいただきました。続いて東北大学の宮﨑先生より精密結晶構造解析に基づく熱電材料の開発についてをご講演いただきました後に、宮﨑研究室を見学させていただきました。複数の実験室で様々な装置を見せていただき、参加メンバーも大学の研究室に興味津々でございました。休憩後には山田高広先生に熱電材料の開拓に関してのご講演をいただき、活性金属をフラックスとして利用した物質合成法に参加メンバーも大変興味を持っておりました。最後は翌日に見学させていただきますアクアイグニス仙台様関連のご講演をいただきました。仙台reborn株式会社の深松努様からはアクアイグニス仙台創設ものがたりとして、被災地復興への取組みについてをご紹介いただき、東日本大震災当時の様子から復興にあたって協力いただいた方々への感謝を胸に被災地に賑わいを取り戻すために活動されている姿に深く感銘をうけましたと共に、私たちにも何ができるのかを考える時間でございました。東北大学の丸岡先生からは回転式熱交換器を用いた熱利用についてをご講演いただき、翌日の見学に向けての知識をしっかりと学ばせていただきました。2日目はアクアイグニス仙台様にて種々の省エネ設備システムと実証実験の様子を見学させていただきました。敷地内で地中熱・排水・排ガス・排気熱と様々な熱を回収し、各施設で利用されているとのことで、実際に数値としてエネルギー使用が相当抑えられているとのことでございました。また、農業ハウスでは栽培用自然エネルギー利用熱源システムの実証実験されており、ミニトマトもすくすくと育っておりました。回転式熱交換器の見学では、参加メンバーからも多くの質問と提案がでており、大変盛り上がっておりました。津波発生時には避難場所としても利用できる屋上からは藤塚地区が一望でき、今後全天候型の遊び場などの大規模公園が整備予定とのことです。アクアイグニス仙台様を中心に藤塚地区がますます賑わっていくことを心より応援したいと思います。
 
 
 

Agenda

 
11月6日(月)  東北大学 見学会
 
報告「ECT2023 学会参加報告」
    三菱マテリアル株式会社  中田嘉信様
講演「精密結晶構造解析に基づく熱電材料の開発」

    東北大学大学院工学研究科  宮﨑讓教授
宮﨑研究室 見学
講演「活性金属を活用した非酸化物系熱電材料の開拓」
    東北大学多元物質科学研究所  山田高広教授
講演「被災地に賑わいを取り戻す 〜アクアグニス仙台 創設ものがたり〜」
    仙台reborn株式会社  代表取締役社長 深松努様
講演「回転式熱交換器を用いた熱利用技術」

    東北大学多元物質科学研究所  丸岡伸洋助教
懇親会
 
 
 
アクアイグニス仙台様
 
 
11月7日(火) アクアイグニス仙台 見学会
 
省エネ設備システム(熱回収システム) 見学
農業ハウスでの栽培用自然エネルギー利用熱源システム 見学
防災設備 見学
 

第7回WHRセミナー

 
2023年10月4日〜5日開催(Online開催:Zoom)
 

 

Roundup

第7回WHRセミナーは自動車の熱マネジメント技術の基本から最新技術までを網羅した 「<2日間徹底学習>自動車における熱マネジメント技術と 求められる技術・部品・材料~変化する駆動源に対応した熱マネジメント技術へ~」セミナーを開催いたしました。まず、1日目は、次世代自動車における熱マネジメント技術として、エアコン、駆動用電池、自動運転等における温度管理や熱マネジメント技術について解説いただきました。従来の技術から技術変化に伴う部品や内装材の動向、冷却方式や熱交換器の変遷まで、豊富な資料とともに詳しくご説明いただき、種々の熱マネジメント技術に関し、課題も含め最新の技術動向をたっぷりと学ばせていただきました。2日目は、駆動源の変遷と将来の見通し、そして世界のエネルギー課題についてを解説いただきました。規制や施作に対しての各国の思惑や日本の状況を様々な観点から解説いただき、技術だけでなく背景を理解する貴重な時間でございました。研究開発を進める上では、様々な情勢・状況に合わせての開発が必要かと思います。視野を広く持って進められるよう努めてまいりたいと思います。
 
 
 

Agenda

 
タイトル:「<2日間徹底学習>自動車における熱マネジメント技術と
      求められる技術・部品・材料

      ~変化する駆動源に対応した熱マネジメント技術へ~」

 
講師  :原 潤一郎様 
    (元・日産自動車、元・カルソニックカンセイ)

通常総会および第53回排熱発電コンソーシアム

 
2023年8月1日開催(会場:アットビジネスセンターPREMIUM新大阪)
再放送:2023年9月20日、21日
 

 

Roundup

新型コロナウィルスの影響もおさまり、世界中で学会や展示会の現地開催が復活してきております。排熱発電コンソーシアムでも、最新の動向、技術情報収集のため国際学会へのメンバー派遣を復活いたしました。今年度は4名の方にご協力をいただきICT2023、ECT2023、Thermprocess2023に派遣をさせていただきました。第53回コンソーシアムではThermprocess2023に参加された岡山理科大学の森嘉久先生ならびにICT2023に参加された名古屋大学の伊藤孝至先生、三菱電機株式会社の花岡美咲様より参加報告をいただきました。続いて、名古屋大学の伊藤先生よりのMg 3Sb 2発泡体の熱電特性に関してのご講演をいただきました。学会の様子も交えてのご講演に、質疑時間ではプロセスや評価方法等の質問も合わせ、多くの質問がでておりました。最後に岩崎電気株式会社の松尾浩一様よりFAST材を用いた熱電発電モジュールによる路車間通信に関してのご講演をいただきました。照明器具排熱を利用した自立電源の通信実証の様子や照明ならではの規制等もご紹介いただき、今後の照明器具における熱利用の推進が楽しみなご講演でございました。
 
 
 

Agenda

 
報告「THERMPROCESS2023 展示会参加報告」
    岡山理科大学  森嘉久教授

報告「ICT2023 学会参加報告」
    名古屋大学  伊藤孝至准教授
    三菱電機株式会社  花岡美咲様
講演「Thermoelectric Properties of p-type Pb-doped Mg3Sb2 Foams Fabricated via
   Combustion Synthesis」

    名古屋大学  伊藤孝至准教授
講演「FAST材を適用した熱電発電モジュールで小電力路車間通信に成功     

   ―照明器具などの排熱を利用した自立電源の実用化と普及に見通し
    岩崎電気株式会社  松尾浩一様

懇親会

第6回WHRセミナー

 
2023年6月1日開催(会場:連合会館)
 

 

Roundup

第6回WHRセミナーは排熱発電システムを設計する上で大変重要である、正確な熱情報を取得するための方法の 1つであるプロセスシミュレーション技術のデジタルツインに注目し、「<製造加熱プロセスの DX低炭素化に挑戦しませんか?>デジタルツイン導入によるプロセス最適化手法、実装設計の基本および導入事例とその効果」セミナーを開催いたしました。第1部では京都大学の加納学先生より製造業におけるDXやデータ活用の取り組み状況を概説いただくとともに具体的な事例を紹介いただき、データ活用で成果をあげるために大切なことを学ばせていただきました。第2部ではアヴィバ株式会社の山田豊様よりデジタルツイン構築について必要な要素技術についてをシミュレーション画像とともに解説いただき、どのようにデータを構築、活用していくかを学ばせていただきました。第3部ではプラントデジタルエックス株式会社の工藤友佑様より設計や開発の中でプロセスシミュレーションで何が見える化できるのか、どのように活用できるかを導入事例を交えながらご紹介いただき、具体的なプロセスシミュレーションの活用法、 CO2削減への活用法を学ばせていただきました。ケーススタディ・ディスカッションでも多くの質問/意見が出ており、DX技術への期待の高さを認識したセミナーでございました。
 
 

Agenda

 
タイトル: <製造加熱プロセスの DX低炭素化に挑戦しませんか?>

デジタルツイン導入によるプロセス最適化手法、実装設計の基本および導入事例とその効果

   
 
第1部 プロセス産業における DXとデジタルツイン
    講師:京都大学 情報学研究科  加納学教授
第2部 プロセスシミュレーションによる運転デジタルツイン構築及び活用例
    講師:アヴィバ株式会社  山田豊様
第3部 設計/開発におけるプロセスシミュレーションの活用
    講師:プラントデジタルエックス株式会社  工藤友佑
第4部 ケーススタディ・ディスカッション

 

第52回排熱発電コンソーシアム

 
2023年5月9日開催(会場:AP東京八重洲)
 

 

Roundup

2023年度の1回目となるコンソーシアムはコロナ前と同じ様式である会場開催のみにて開催をいたしました。初めて直接会うメンバーの皆様、そして久々に顔を合わせるメンバーの皆様も多いことから、まずはメンバー交流会の時間を設けました。続いて、株式会社モッタイナイ・エナジーの西当弘隆様より「 工業炉廃熱と大気放熱を用いた低コスト熱電発電ユニット」のご講演をいただきました。実証実験の様子にメンバーも興味深く聞き入っておりました。後半は来月開催する第6回WHRセミナー<製造加熱プロセスの DX低炭素化に挑戦しませんか?>デジタルツイン導入によるプロセス最適化手法、実装設計の基本および導入事例とその効果 」に関しましてのコンソーシアムメンバー向け事前概要および技術のご案内を当日のセミナー講師であるアヴィバ株式会社の山田豊様とプラントデジタルエックス株式会社の工藤友佑様よりいただきました。来月の第6回WHRセミナーではしっかりと学ばせていただきたいと思います。
 
 

Agenda

 
新年度メンバー交流会

講演「工業炉廃熱と大気放熱を用いた低コスト熱電発電ユニット」
   株式会社モッタイナイ・エナジー  西当弘隆様
講演 第6WHRセミナー
  「<製造加熱プロセスのDX低炭素化に挑戦しませんか?>
   デジタルツイン導入によるプロセス最適化手法、実装設計の基本および導入事例と
   その効果」 
     コンソーシアムメンバー向け事前概要および技術のご案内    
   アヴィバ株式会社  山田豊様

   プラントデジタルエックス株式会社  工藤友佑様
 
懇親会
 

 

第51回排熱発電コンソーシアム

 
2023年3月3日開催(ハイブリッド開催:会場/AP品川・Online/Zoom)
再放送::2023年3月29日
 

 

Roundup

第51回排熱発電コンソーシアムは弊コンソーシアムとしては初めてのハイブリッド開催をいたしました。会場参加の皆様、オンライン参加の皆様ともにいろいろとご協力をいただきありがとうございました。第51回コンソーシアムではまず事務局より昨年開催いたしました小浜温泉および海洋エネルギー研究所見学会の報告をいたしました。続いて、東京大学の塩見淳一郎先生より研究開発をすすめられている新しい熱電デバイスについてのご講演をいただきました。大変興味深い技術で参加者からも多くの質問がでており、活発な質疑応答時間になっておりました。後半は「エナジーハーベスティング電源・回路特集」といたしまして旭化成エレクトロニクス株式会社の八木智史様より DC/DCコンバータAP4470/73のご紹介およびデモを、エイブリック株式会社の武内勇介様より CLEAN-Boost技術のご紹介をいただきました。様々な応用例もご紹介いただき、電池レスシステムの重要性を改めて認識した1日でございました。
 
 

Agenda

 
第50回排熱発電コンソーシアム<長崎県雲仙市小浜温泉および佐賀大学海洋エネルギー研究所見学会>報告
講演「 シリコン熱電材料と巴型熱電デバイス
   :IoT用自立発電への熱電応用の現実的なソリューションの探求
   東京大学  塩見淳一郎教授
 

<エナジーバーベスティング電源・回路特集
講演「超低消費 昇圧DC/DCコンバータ AP4470/73を利用した電池レスシステム」
   旭化成エレクトロニクス株式会社  八木智史様  
講演「電池レスセンシングを実現する、弊社CLEANBoost®技術のご紹介」
   エイブリック株式会社  武内勇介様

 
懇親会
 

 

第5回WHRセミナー

 
2023年2月16日開催(Online開催:Zoom)
 

 

Roundup

第5回WHRセミナーは小電力を中心とした未利用熱再利用の基礎技術である熱伝達・熱交換技術についてを3名の経験豊富な講師の先生方に解説いただきました。第1部の「伝熱・熱交換の基礎」では石塚勝先生に伝熱に関しての用語から熱伝達、熱設計や熱交換の考え方を豊富な資料とともにとてもわかりやすく解説いただきました。第2部の「ヒートシンク型熱交換器 設計・解析の基礎知識」では大串哲朗様にエレクトロニクス実装や熱回路、さらには熱電に関連した設計例等、図や計算式を用いて詳細に解説いただきました。第3部の「ヒートパイプの基礎と応用例」では望月正孝様にヒートパイプの構造から種類や特徴、そして多くの実用例をご紹介いただきました。熱電発電技術の実用化を進める上では、熱電発電に適した放熱や熱交換技術をシステムに組み込んでいくことも大切になってまいります。今回のセミナーで得た知識を今後の実用化に繋げていけるよう進めていきたいと思います。
 
 

Agenda

 
タイトル: 「排熱を有効利用するための熱交換・熱輸送路 設計解析(基礎編)」
      〜小電力(数w〜数百w)発電向け熱交換・熱導引機構の基礎〜
 
第1部 伝熱・熱交換の基礎
    講師:富山県立大学  石塚勝名誉教授
第2部 ヒートシンク型熱交換器 設計・解析の基礎知識
    講師:(株)アドバンスドナレッジ研究所 伝熱冷却研究室 技術顧問 大串哲朗様
第3部 ヒートパイプの基礎と応用例
    講師:The Heat Pipes 代表  望月正孝様

 

第4回WHRセミナー

 
2023年1月30日開催(Online開催:Zoom)
 

 

Roundup

第4回WHRセミナーは私共、排熱発電コンソーシアムが研究開発推進をおこなっている「熱電変換技術」に関してのセミナーを開催いたしました。名古屋大学の伊藤孝至先生にまる1日をかけて、 熱電変換現象、熱電変換材料に重要な物性、性能指数と変換効率、有望な各種材料、材料の製造方法、素子・モジュールの構造、モジュール製造のための接合技術、体温や自動車廃熱などによる熱電変換システムの具体例、熱電変換の課題・将来展望などを詳しく解説いただきました。今まで多くの最新の熱電変換技術のご講演を行わせていただきましたが、まとめのセミナー開催は弊コンソーシアムとしても初めての開催でございましたので、参加されたメンバーの皆様も熱電変換技術に関しましてを今一度、基礎からをしっかりとまとめて理解することができるとても貴重な機会でございました。これからも定期的におこなっていきたいと思います。
 
 

Agenda

 
タイトル: 「熱電変換の基礎と熱電変換材料・モジュールおよび発電システムの開発動向」
 
講師  : 名古屋大学 大学院工学研究科  伊藤孝至准教授
 

 

第50回排熱発電コンソーシアム・見学会

 
2022年11月7日〜9日開催(会場:佐賀大学海洋エネルギー研究所、長崎県雲仙市小浜温泉)
再放送:2022年12月6日

 

Roundup

第50回排熱発電コンソーシアムは4年ぶりとなる見学会を開催いたしました。1日目は海洋の有する種々のエネルギーを研究されている佐賀大学海洋エネルギー研究所様を訪問させていただき、海洋エネルギーの様々な利用例と各技術について学ばせていただきました。海洋温度差発電、波力発電等の発電技術をはじめ海水からのLi回収技術や水素製造、そして海洋深層水の環境実験等、想像を超える技術を安永先生よりわかりやすくご説明いただき、海洋の膨大なエネルギーを身を持って感じさせていただく機会でございました。2日目には小浜温泉において、一般社団法人小浜温泉エネルギー様の取組みを中心に小浜温泉での再生可能(地熱)エネルギーの活用についてを学ばせていただきました。小浜温泉では温泉街のあちらこちらから湯気が立ち上っており、約100度の温泉水が1日あたり約15,000トンも湧き出ているとのことです。この温泉熱を活用するために作られた小浜温泉バイナリー発電所の見学では仕組みから特徴、そして課題等を実物やその後のご講演を通じて、小浜温泉エネルギーの佐々木様より詳しくお教えいただきました。また長崎大学の馬越先生より「雲仙火山の地震とマグマシステムの研究」として島原半島の地学的特徴を、東北大学の丸岡先生より小浜温泉で課題となっている温泉スケール付着を抑制することができる「回転式熱交換器の開発について」を小浜温泉での実証試験の様子も合わせて解説いただき、小浜温泉の特徴から未利用熱利用に関しての課題および解決法までを一体として学ばせていただく貴重な機会でございました。長崎大学・雲仙市・地元の方々と一体となって地熱エネルギーの活用を進めていらっしゃる小浜温泉エネルギー様の取組みを体験および学ばせていただくことにより、参加メンバーにとっても新たな知見・アイデアを得ることができた見学会であったと思います。コロナへの対策もある中、見学を受け入れてくださいました佐賀大学海洋エネルギー研究所様、一般社団法人小浜温泉エネルギー様には感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
 
佐賀大学海洋エネルギー研究所様

Agenda

11月7日(月)  佐賀大学海洋エネルギー研究所伊万里サテライト見学会
 
 海洋エネルギー研究所および各技術のご説明
 海洋温度差発電に関するの詳細のご説明
 研究所見学 
  海洋温度差発電基礎実験装置、プレート式熱交換器基礎実験装置、
  海洋深層水環境実験室、水素実験室、ミニオテック等
 
 
 
一般社団法人小浜温泉エネルギー様 
 
 
 
 
11月8日(火)  長崎県雲仙市小浜温泉見学会
 
小浜温泉バイナリー発電所 見学
小浜温泉熱を利用した施設 見学
 
講演「雲仙火山の地震とマグマシステムの研究」
   長崎大学  馬越孝道教授
講演「小浜温泉における温泉エネルギー活用の取り組み」
   一般社団法人小浜温泉エネルギー  佐々木裕様
講演「温泉水でも安定した熱交換が可能な回転式熱交換器の開発について」
   東北大学多元物質科学研究所  丸岡伸洋助教
 

通常総会および第49回排熱発電コンソーシアム

 
2022年7月25日開催(Online開催:Zoom)
再放送:2022年8月8日
 

 

Roundup

第49回排熱発電コンソーシアムは、ハイブリッド開催として、久々に会場開催も準備しておりましたが、急激な感染者数の増加に伴い急遽オンライン開催のみとさせていただきました。会場開催を楽しみに待っていてくださったメンバーの皆様には大変申し訳ございませんが、今後も会場開催を検討していきますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。さて、第49回排熱発電コンソーシアムではまず株式会社Eサーモジェンテックの岡嶋道生様より「フレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナ」搭載自立電源のご紹介」についてご講演いただきました。無線センサやIoTさらに省エネ用の自立電源について、構成や特徴を実例と共にご紹介いただき、屋外でも簡単に電力を得ることができる自立電源に熱電発電モジュールの今後がとても楽しみな内容でございました。続きまして株式会社白山の内田健太郎様に「凝縮潜熱回収型熱電発電ユニットの開発」についてご講演いただきました。廃蒸気を対象とした熱電発電ユニットの構造、効率、解析を中心にご紹介いただくと共に、今後に関してをお話しいただきました。引き続きプロジェクトでの開発が続くとのことでございますので、成果や進捗をまた是非お聞かせいただけますと嬉しく思います。その後、プロジェクトに関してのご案内をいたしました。ご興味のある方は是非ご連絡をいただければと思います。
 
 

Agenda

 
講演「フレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナ」搭載自立電源のご紹介」
   株式会社Eサーモジェンテック  岡嶋道生様
講演「凝縮潜熱回収型熱電発電ユニットの開発」
   株式会社白山  内田健太郎様
JST未来社会創造事業「センサ用独立電源として活用可能な革新的熱電変換技術」に関してのご案内     
第50回排熱発電コンソーシアムのご案内
 

第48回排熱発電コンソーシアム

 
2022年5月12日開催(Online開催 : oVice)
再放送:2022年6月13日

 

Roundup

今年度の活動が開始となりました。新型コロナウイルスの影響がまだまだ続いておりますが、状況が許す範囲でメンバーの皆様には様々な情報/技術を学ぶ機会と排熱発電技術の実用化につながるご提案ができればと考えております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。さて、今年度1回目のコンソーシアムはバーチャル空間oViceを使用して開催いたしました。まず未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合(TherMAT)の宇都浩三様に「未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合の活動概要」についてご講演いただきました。技術プロジェクト別に各技術の開発内容をご紹介いただくと共に、今後の普及にあたっての展望をお聞かせいただき大変勉強になりました。続いて自動車関連のご講演としてパーソルR&D株式会社の守谷嘉人様と伊藤英二様よりご講演をいただきました。まず、守谷様より「2050年カーボンニュートラル モビリティ用パワートレーンのゆくえ」として、カーボンニュートラルに向けて、パワートレーン分野を中心に様々な観点から現状と問題点、そして今後の見通しをわかりやすく解説いただきました。次に伊藤様より「内燃機関高効率化と周辺技術動向」として、内燃機関搭載車の技術進化や動向、合成燃料等についてを詳細に解説いただきました。守谷様、伊藤様のご講演により2050年カーボンニュートラルにむけた自動車業界の技術や動向を深く理解することができました。
 
 

Agenda

 
講演「未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合の活動概要について」
   未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合  宇都浩三様
講演「2050年カーボンニュートラル モビリティー用パワートレーンのゆくえ」
   パーソルR&D株式会社  守谷嘉人様
講演「内燃機関高効率化と周辺技術動向」
   パーソルR&D株式会社  伊藤英二様
 

第3回WHRセミナー

 
2022年3月23日開催(会場受講、Online受講:Zoom )
 

 

Roundup

第3回WHRセミナーをサイエンス&テクノロジー株式会社様にご協力いただき開催いたしました。今回はMDI株式会社の岩澤賢治様に「熱回収の基礎と熱交換器の技術動向、および最新の排熱回収例」として、熱の基礎から最新の熱交換器と関連機器・要素技術に関して、さらに工場・設備のCO2削減対策と熱回収事例までを幅広く解説いただきました。はじめの熱の基礎の部分では、熱の種類や考え方を住宅やビニールハウス等身近な環境での例も用いてご説明いただき、省エネの考え方から排熱について、そして熱の有効利用方法についてを改めて考える時間となりました。その後、熱交換器の構造や種類を様々な採用事例を用いて解説いただいた後、工場・設備の熱回収事例を数多くご紹介いただきました。今回、岩澤様の熱回収に関してのセミナーを受講することで、「熱回収」の重要性と多様な回収・利用方法を学ばせていただくと同時に、私共の研究している「熱電発電」技術の立ち位置を改めて認識させていただきました。地球温暖化防止策として、熱の回収および再利用は大変有効な技術であると思います。引き続き、実用化に向けて進めていきたいと思います。
 
 

Agenda

 
タイトル:「熱回収の基礎と熱交換器の技術動向、および最新の排熱回収例」
 
講師  :MDI株式会社 
     代表取締役  岩澤 賢治様

 

第47回排熱発電コンソーシアム

 
2022年1月28日開催(Online開催 : oVice)
再放送:2022年2月10日
 

 

Roundup

第47回排熱発電コンソーシアムはバーチャル空間oViceを使用して2つのご講演とディスカッションにて構成いたしました。まず、岡山理科大学の森嘉久先生に「高圧下における熱電物性と熱電材料への応用」に関してをご講演いただきました。高圧合成方法や高圧測定技術の基礎の部分から実践的な部分まで詳細なデータを元に解説いただき、高圧技術について興味深く学ばせていただきました。開発プロジェクトにおいて今後も様々な実験が進んでいくことと思いますので、是非引き続き進捗をお聞かせいただけると嬉しく思います。次に5年ぶりとなりますメンバーディスカッションを行いました。今回はディスカッション時間を短かめに設定させていただいていたため、慌ただしく終わってしまいましたが、参加メンバーからは「新鮮だった」との意見もいただきました。ディスカッションにて出たアイデアに関しましては、今後に活用させていただきますので、皆様楽しみにお待ちください。最後に、東京理科大学の飯田努先生と黒川裕之様に「熱発電デバイス・システムシミュレーション開発の現状」に関してご講演いただきました。多様な熱源に対応するシミュレーションシステムの必要性と階層構造による開発プロセスの解説、そして事例を用いてそれぞれのシミュレーションモデルの説明をいただきました。質疑応答ではメンバーから質問の他にも開発内容への希望も伝えられている時間となっておりました。
 
 

Agenda

 
 講演「高圧下における熱電物性と熱電材料への応用」

    岡山理科大学  森嘉久教授
 メンバーディスカッション
    講演「熱発電デバイス・システムシミュレーション開発の現状」
     東京理科大学  飯田努教授・黒川裕之様
 
 

第2回WHRセミナー

 
2021年11月24日開催(Online開催 : Zoom)
再放送:2021年12月10日

 

Roundup

第2回目のWHRセミナーとして、2050年カーボンニュートラル政策とゼロエミッション国際共同研究センターについてを産業技術総合研究所の山本淳様にご講演をいただきました。まず、2020年以降の気候変動問題に関する国際的な枠組みであるパリ協定と長期戦略、そして長期戦略に基づいて策定された革新的環境イノベーション戦略についてを解説いただき、背景からそれぞれの戦略のポイント・考え方をお教えいただきました。次に2020年10月の2050年カーボンニュートラル宣言により策定されたグリーン成長戦略についてを解説いただきました。産業政策の観点から導き出された14分野についての工程表をはじめ、基金事業やプロジェクトについて等をご紹介いただき、カーボンニュートラルにむけた様々な動き、そして内容を学ぶことができました。最後に、10の研究チームと技術を中心に、組織の枠・国の枠を超えた英知の集結ならびに技術の融合によるカーボンニュートラルの実現を目指す、産業技術総合研究所に設立されたゼロエミッション国際共同研究センターについてをご紹介いただきました。2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、国の政策の詳細と様々な脱炭素技術についてを学ばせていただき、大変貴重な機会でございました。今後も熱電発電技術の開発をすすめるとともに、カーボンニュートラルの実現に向けての意識も高めていきたいと思います。
 
 

Agenda

 
タイトル:「2050年カーボンニュートラル政策と
      ゼロエミッション国際共同研究センターの取り組み」
 
講師  :国立研究開発法人産業技術総合研究所
     エネルギー・環境領域 ゼロエミッション国際共同センター 
     総括研究主幹  山本 淳様

 

臨時総会および第46回排熱発電コンソーシアム

 
2021年11月2日開催(Online開催 : Zoom、oVice)
再放送:2021年11月11日

 

Roundup

令和3年度の臨時総会を開催いたしました。今回も皆様のご協力のもと、無事議了いたしましたことをご報告いたします。その後の第46回排熱発電コンソーシアムでは、排熱発電コンソーシアムメンバーである3名の方々にご講演いただきました。株式会社安永の坂本達也様からは完成された中温度域で実用可能なシリサイド系熱電モジュールについてをご紹介いただきました。今後コンソーシアムメンバーをはじめとする皆様との実証実験が期待されます。株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズの大屋匡史様からはナノイーにおけるペルチェ素子の活用についてをご講演いただきました。具体的な実用事例に参加者からは活発な質疑応答が行われておりました。津山工業高等専門学校の中村重之先生からは新規硫化物熱発電素子についてご講演いただきました。新規熱電材料として大変興味く、今後が楽しみな内容でございました。ご講演後は排熱発電コンソとしては初のバーチャル空間oViceを利用した意見交換会を開催いたしました。参加者は自由に動きまり、リラックスした雰囲気での意見交換会の開催ができたように思います。コロナ禍の中、なかなかオフラインでの定例会開催が難しい状況ですが、皆様の交流が促進できるよう、引き続き検討を行っていきたいと思います。
 
 
 

Agenda

<第1部>
 令和3年度臨時総会
 
<第2部>
 講演「シリサイド系熱電発電モジュールの御紹介」

    株式会社安永  坂本達也様
 講演「ペルチェ実用事例:イオン発生器(ナノイー)での活用」
       株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ  大屋匡史様
    講演「無毒で豊富な元素で構成される新規硫化物熱発電素子」
     津山工業高等専門学校  中村重之教授
 
 意見交換会
 

通常総会および第45回排熱発電コンソーシアム

 
2021年7月29日開催(Online開催 : Zoom)

 

Roundup

令和3年度の通常総会を開催いたしました。皆様のご協力のもと、全ての議案が議了いたしましたこと感謝申し上げます。総会終了後の第45回排熱発電コンソーシアムでは、脱炭素政策の一つである「カーボンプライシング」に関してのセミナー開催をサイエンス&テクノロジー株式会社様に依頼し、デロイトトーマツコンサルティング合同会社の丹羽弘善様にご講演をいただきました。気候変動の最新動向から脱炭素社会の到来、目標設定スキームや議論の前提等の背景部分からカーボンプライシングの基礎と国内外の動向、そしてインターナルカーボンプライシングや低炭素社会における企業戦略等、多彩な資料とともに詳細に解説をいただき、カーボンプライシングの全体像が流れとともに理解することができました。現在、カーボンニュートラルに向けた動きが非常に活発になっております。技術者や開発者においても社会のこのような動向をきちんと理解し、研究につなげていくことが必要な状況となってきております。このような状況の中、技術情報だけでなく、社会の動向に関しての情報もメンバーの皆様にご提供できるよう進めていきたいと思います。
 
 
 

Agenda

<第1部>
 令和3年度通常総会
 
<第2部> 
 サイエンス&テクノロジー株式会社主催セミナー
 「カーボンプライシングの基礎と企業戦略」
    講師:デロイトトーマツコンサルティング合同会社  丹羽弘善様


フリートーク

第44回排熱発電コンソーシアム

 
2021年5月18日開催(Online開催 : Zoom)

 

Roundup

今回は2部制にて開催させていただきました。第1部では2021年度に刷新したコンソーシアムの活動に関し、メンバーの皆様に改めてご説明をいたしました。第2部では2021年度より連携を開始したサイエンス&テクノロジー株式会社様との連携セミナー第1弾を実施いたしました。排熱発電コンソーシアムの中で、比較的多くのメンバーの皆様が興味を持っている「国内の排熱利用の実態」「低中温度域排熱利用技術の現状」「排熱発電の具体的技術解説」「現時点での排熱発電での問題点と改善取組」「将来的な排熱発電の技術方向性」に関してサイエンス&テクノロジー株式会社様に依頼をし、森豊技術士事務所の森豊様に「中低温排熱利用技術の現状と動向、バイナリー発電の基礎から詳細、各技術の実施例」についてご講演いただきました。国内における排熱の現状や排熱利用の実態から始まり、排熱利用技術全般に関しての詳細な解説と実例のご紹介、またバイナリー発電技術に関しては多くの実例をもとに導入する際のポイント等の実務部分までも解説いただき、今後の排熱利用技術の普及に関する多くの知見を得ることができました。
 
 

Agenda

<第1部>
 新規入会会員様のご挨拶

 2021年度コンソーシアム活動のご案内
 排熱発電コンソーシアムHPリニューアルのご案内
 サイエンス&テクノロジー株式会社のご紹介およびご挨拶
 
<第2部>
 サイエンス&テクノロジー株式会社主催セミナー
 「中低温排熱利用技術の現状と動向、バイナリー発電の基礎から詳細、各技術の実施例」
    講師:森豊技術士事務所  森豊様


コンソーシアム活動に関しての質疑応答

第43回排熱発電コンソーシアム

 
2021年1月14日開催(Online開催 : Zoom)
再放送:2021年2月1日

 

Roundup

2021年最初のコンソーシアムもオンラン会議にて開催いたしました。今回は名古屋工業大学の西野洋一教授にご協力をいただき、ホイスラー化合物であるFe2VAl熱電材料に関しての材料開発、モジュール開発と実用化への状況、さらにIoT向けへの応用に関してを西野先生、産業技術総合研究所の三上祐史様、アイシン高丘株式会社の吉見仁志様より幅広く学ばせていただきました。Fe2VAl熱電材料、および排熱発電技術の今後について一層理解を深めることができました。続いて、熱電発電システム開発例としてヤンマーホールディングス株式会社の畑迫芳佳様よりサーモサイフォン式熱交換器を使用したシステム開発をご紹介いただきました。工場などで排出される高温ガスから熱エネルギーを回収し発電するシステムの具体的なご紹介に、ご講演後も活発な質疑応答となりました。
 
 

Agenda

講演「排熱発電を目指すホイスラー化合物熱電材料」
   名古屋工業大学  西野洋一教授
講演「粉末冶金技術を用いたFe2VAl熱電モジュールの開発と実用化検討」
   産業技術総合研究所  三上祐史様
講演「アイシン高丘の熱電モジュールの特徴とセンサーおよび無線モジュールへの給電」
   アイシン高丘株式会社  吉見仁志様
講演「サーモサイフォン式熱交換器を用いた高出力熱電発電システムの開発」
   ヤンマーホールディングス株式会社  畑迫芳佳様

フリートーク

第1回WHRセミナー:「高低温排水からの熱発電」

 
2020年12月14日開催(Online開催 : Zoom)

 

Roundup

排熱発電コンソーシアムとしては初となりますセミナーを開催いたしました。今回はテーマを「高低温排水からの熱発電」とし、東京都下水道局様と東京都立大学様とで行われている発電試験についてをご講演いただきました。モッタイナイ・エナジー様のスタック型熱電発電ユニットの性能と特徴、ならびに実用化にあたっての開発についてと実際に発電試験が行われている東京都下水道局様の排熱状況と発電試験状況を3名の講師の方々にご講演いただき、具体的な例にメンバーからも多くの質疑が行われました。ゼロエミッションやSDGsなど、社会情勢に大きな変化が出てきておりますので、排熱発電コンソーシアムとしましても、熱電発電技術の早期の実用化促進のため、定例会やセミナーを通じてメンバーの皆様に情報発信をしていければと思います。

 
 

Agenda

講師 :東京都立大学  菅原宏治准教授
    株式会社モッタイナイ・エナジー  西当弘隆様
    東京都下水道局  岸本長様

内容 :東京都下水道局と東京都立大学との共同研究経緯
    下水道処理の概要と排熱
    温冷水熱発電ユニット
    発電試験の状況
    質疑応答

第42回排熱発電コンソーシアム

 
2020年10月27日開催(Online開催 : Zoom)

 

Roundup

新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を延期をしておりました第42回排熱発電コンソーシアムを、オンライン会議にて開催いたしました。初めてのオンライン会議での開催でございましたが、ご講演者の皆様のあたたかいご協力のもと、無事終了することができましたこと、改めてお礼申し上げます。今回は豊田工業大学の竹内恒博先生より非常にZt値の高い熱電材料開発に関してと熱電ロードマップに関しての2本のご講演をいただき、熱電の可能性に関してを学ばせていただきました。また、岩谷産業株式会社の宮代俊生様より熱電発電モジュールを利用/実用化された製品である「カセットガスファンヒーター“風暖”」について、ならびに多田様や土橋様よりカセットフーシリーズについてやロータス金属に関してご紹介をいただきました。実用化製品について詳しくご紹介いただき興味深く拝聴させていただきました。最後はコンソーシアムメンバーが参画しているプロジェクトの成果報告により、成果を共有いたしました。

 
 
 

Agenda

講演「熱電発電モジュールが切り拓く!!カセットガス燃焼機器のNew Era(新時代)
〜カセットガスファンヒーター“風暖(KAZEDAN)”のご紹介〜」
  岩谷産業株式会社  宮代俊生様
講演「高性能熱電材料開発の指針と成功例」」
  豊田工業大学  竹内恒博教授
講演「熱電ロードマップ:現状と予想される未来に関して」
  豊田工業大学   竹内恒博教授
講演「防衛装備庁安全保障技術研究推進制度プロジェクト 成果報告」
  東京理科大学  飯田努教授
  岡山理科大学  麻原寛之准教授

フリートーク

第41回排熱発電コンソーシアム

 
2019年12月19日開催(会場:AP品川  会議室)

 
 
 

Agenda

第2回熱電実用化シンポジウム開催報告

講演「FAST材熱電発電モジュール」
  アイシン精機株式会社 小島宏康様
講演「F-TEM Flexible-Thermoelectric module」
  株式会社フェローテック 大屋匡史様
講演「Power Generator of Ferrotec Nord Corp.」
  Ferrotec Nord Corporation Ksenia Karpycheva様
講演「塗布できる熱電フレキシブルモジュール」
  九州工業大学 宮崎康次教授

ICT/ACT2019学会参加報告
  東京理科大学  牛窪孝様

懇親会

通常総会および第40回排熱発電コンソーシアム

 
2019年6月10日開催(会場:アットビジネスセンター PREMIUM新大阪)

 
 
 

Agenda

人とくるまのテクノロジー展2019横浜 出展報告

講演「格子の非調和性を活用した新しい設計指針に基づく高性能熱電材料の開発」
  産業技術総合研究所  省エネルギー研究部門 李哲虎様
講演「熱電性能向上に向けたナノ構造の設計とその作製」
  大阪大学  大学院基礎工学研究科 中村芳明教授
講演「欠陥含有カルコパイライト構造熱電材料の構造と熱電特性」
  大阪府立大学  大学院理学系研究科  小菅厚子准教授
講演「微弱熱源からのエナジーハーベスティングを目指した新奇材料・デバイス探索」
  奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 中村雅一教授

懇親会

第39回排熱発電コンソーシアム

 
2019年1月25日開催(会場:東京理科大学 葛飾キャンパス)
 

 
 
 

Agenda

38回コンソーシアム(見学会)のご報告
 
講演「Mg2Si焼結体に添加したAl2O3の効果」
  三菱マテリアル株式会社 中田嘉信様
講演「熱発電モジュール利用による外壁発電の可能性検証」
  株式会社村田製作所 田村欣三様
講演「技術的観点から見た熱電材料・モジュールの評価」
  アドバンス理工株式会社 池内賢朗様

懇親会

第38回排熱発電コンソーシアム・見学会

 
2018年10月25〜26日開催(会場:石川県工業試験場、株式会社アクトリー)

 
 
 

Agenda

10月25日  於:石川県工業試験場
石川県工業試験場様施設見学会
 
グリーンイノベーション研究会・排熱発電コンソーシアム共催 講演会
 1:「熱電の現状と排熱発電コンソーシアムアクティビティのご紹介」
     東京理科大学  飯田努教授
 2:「グリーンイノベーション研究会アクティビティのご紹介」
     株式会社白山  内田健太郎様
 3:「ICT/ECT2018学会 帰朝報告」
     豊田通商株式会社  伴健太郎様
懇親会
 
10月26日  於:株式会社アクトリー
株式会社アクトリー様見学会

通常総会および第37回排熱発電コンソーシアム

 
2018年7月18日開催(会場:名古屋 安保ホール)

 
 
 

Agenda

人とくるまのテクノロジー展2018横浜 出展報告

講演「持続可能社会の実現に向けた熱電変換要素技術の開発と実証事例」
  石川県工業試験場  豊田丈紫様
講演「ドイツ航空宇宙センターにおける熱電発電開発について」
  ドイツ航空宇宙センター様

懇親会